スポーツスター・Iron883の純正ウインカーをスモークレンズでブラックアウト

純正ウインカーをダークスモークレンズでドレスアップ

ハーレーの入門モデルとして10年以上に渡り売れ続けているIronことXL883N。代表カラーである艶消しブラックが人気のアイアンは、各部分をブラックアウトするカスタム方が常套手段です。

今回は、以前書いた「フロントフォークを安価にブラックアウトする方法」のように、お金をかけずに印象を激変させるアイアンにピッタリなカスタムをご紹介。

手法は、ハーレーの多くのモデルに採用されている純正の「ブレットタイプターンシグナル」のレンズだけを交換する方法です。

あなたもフロントウインカーをブラック化してカスタム感をブチ上げてみませんか?

アッパーフォークカバー一覧へ

二輪車定番のカスタム箇所と言えば、やはりウインカー!

マフラーやハンドル、シートなどの比較的大きな部品の場合は、カスタム費用が10万円以上かかる場合もありますが、ウインカーなら1万円程度で交換できる場合もあります。

安くカスタムできるのに外観の印象はかなり変わるので、カスタム感を高めるならまずはウインカーを変えるのがいいでしょう!

前から見たXL883N

今回対象となるXL883Nのノーマルのブレットウインカーは、ハンドルにマウントされており、形は砲丸型で大きさは直径約6センチほど。

日本メーカーのバイクに付いているウインカーに比べると、アイアンのウインカーは純正でも十分かっこいいのですが、前から見るとウインカーのオレンジ色が主張しすぎている感も否めません。

XL883Nのウインカーカスタムのおすすめは?

ハーレーのウインカーカスタムで近年主流になっているのが、ウインカーの超小型化です。
ケラーマンをはじめとする海外メーカーから出ている超小型のLEDウインカーに変えることで、ウインカーの存在感を排除してすっきりとした見た目をを叶えます。

ケラーマンのBullet Atto

このウインカーの超小型化も良いのですが、如何せん費用が掛かり過ぎることと、車検対応とはいえサイズが極端に小さくなるので安全面に疑問が残ることが難点です。

そんな中、ハーレーで最も手頃で安全面から見ても問題なくウインカーをカスタムできる手法が、ウインカーのレンズの部分だけを交換する方法です。
これなら正味3千円程度の費用で済みますし、光量は若干落ちるものの安全面も問題が無いとされています。

ハーレー用の社外ウインカーレンズ

XL883Nで特に人気のボディカラーであるデニムブラックの場合、純正のウインカーレンズ(オレンジ部分)をブラック化するだけでかなり印象が変わり、ボディの黒色との統一感が高まるのでおすすめです。

テルゾのバイカーズ ミニマム ウォレット

XL883Nに合うウインカーレンズは?

ハーレーのノーマルウインカーについてるオレンジのレンズと交換するだけでOKな社外のウインカーレンズですが、大きく分けて以下の4種類があります。

  • クリアー: レンズが無色透明なタイプ。昔からあるタイプですがウインカー内部のバルブが丸見えになってしまうことから近年はあまり人気がありません。
  • スモーク: ハーレー用として販売されている中では最もオーソドックスなタイプ。レンズは黒みがかっていますが、バルブがはっきりと透けて見えるので、アーバンバルブ(オレンジ色)ではなくミラーバルブがセットになった商品が人気。
  • ダークスモーク: 中のバルブが見えないほど黒みが濃いタイプ。ウインカーの光量は下がるが、車検には通る場合が多い。
  • ミラー: まるで鏡のようにレンズが反射するタイプ。中のバルブは全く見えないもののウインカーの光量がかなり下がってしまうことがデメリット。

上記の中で私的にXL883Nに最もおすすめなのが、上から3番目の「ダークスモーク」です。
私も乗るブラックデニムのアイアンとなら相性抜群ですよ。

スポーツスターに取り付けられるダークスモークのウインカーレンズでおすすめの商品は?

ハーレー用として売られているダークスモーク色のレンズカバーは、実は製品自体それほど多くは存在しません。

中華製無名メーカーの商品もありますが、品質からして日本のバイクパーツメーカーの雄である「Kijima(キジマ)」製が最もおすすめです!

キジマは、ハーレー用の純正ウインカーレンズカバーを数種類販売しています。上記のダークスモークの品番は「HD-01288」です。
キジマ製ダークスモークレンズ
実はこれ、ハーレーディーラーでも認められている名品なのです。

因みに、品番「HD-01268」は通常のスモークで、「HD-01286」はミラータイプです。

私が購入した時はAmazonが最安でしたので、欲しい方は以下からどうぞ↓

キジマ製ハーレー用ダークスモークレンズ(HD-01288)

XL883Nにキジマのダークスモークウインカーレンズを取り付ける方法

それでは実際に、私のXL883Nを使いキジマのダークスモークウインカーレンズの取り付け方を解説します。

キジマのダークスモークウインカーレンズの内容物

①純正ウインカーレンズを外す

ハーレー純正のウインカーレンズは、ビスで留まっておらず、ただツメではまっているだけである。
マイナスドライバーを使い、この純正のオレンジのウインカーレンズを外す。

この際、ウインカー本体に傷がつかないように、ドライバーの先端に保護用のテープを巻いておくと良い。

レンズの切込みにマイナスドライバーをはめ、ドライバーを回すようにすれば簡単にカバーが外れるはずだ。

②純正のクリアバルブを、付属のアンバーバルブに交換

ウインカーバルブの取り外しは、バルブを軽く押しながら反時計回りに25度ほど回すと、簡単に取り外せる。

純正のクリアバルブが外せたら、付属のオレンジのアーバンバルブを取り付けるわけだが、その前にアーバンバルブの電極面に錆予防の為のコンタクトグリースを塗っておくことを忘れずに。
コンタクトグリースが無い場合は、旧バルブの電極に塗ってあるグリスを流用する方法もある。

アーバンバルブの取り付けは、外した時の逆の手順で行う。
バルブ金属面の2つの突起をウインカーの溝に合わせて差し込んだら、時計回りに25度ほど回して固定する。この際、しっかりバルブが回転し固定されたことを確認すること。

アンバーバルブ取り付け

アーバンバルブを取り付けたらオレンジ色のガラス面をパーツクリーナ等を使い脱脂しておく。

③ウインカーの点灯確認

レンズカバーを付ける前にウインカーの点灯を確認しておこう。

アンバーバルブの点灯確認

④スモークレンズの取り付け

取り付け前に、レンズのツメ部分にバリが残っている場合があるのでカッター等を使い除去しておく。

バリが取れたら、レンズの切込み部を下に向けてウインカー本体にはめていく。

この際、無理に力を入れるとレンズのツメが折れてしまうことがあるので、ぐりぐりと馴染ませながらはめること。

取り付け方の解説は以上です。

ウインカーをスモークにする前と後の比較

ウインカーレンズ交換の前と後

ウインカー以外は変更していませんが、印象は大きく変わりますね。
黒に統一されたので、前から見るとすっきりとした印象になりました。

気になる光量ですが、夜は勿論昼間でもしっかりウインカーの点灯が確認できるくらいの明るさでしたので、光量不足による安全性低下の可能性はそれほどないように思います。

リアウインカーもダークスモークに変更したい方は…

リアウインカーもブラックアウトしたい場合は、同社から出ているコンビネーションランプレンズカバーのダークスモーク(品番:HD-01289)がおすすめです。

コンビネーションランプレンズカバー

XL883Nの場合、リアはテールランプとウインカーの一帯式なので、レンズ交換ではなく上から両面テープで貼り付けるタイプになります。
気になる方は以下からどうぞ!

キジマ製コンビネーションランプレンズカバー・ダークスモーク
キジマ製コンビネーションランプレンズカバー・ダークスモーク

但し、後ろのテールランプは安全上、光量が特に必要となる部分です。
フロントのみスモークレンズであっても見た目的におかしい感じはしないので、安全を考えれば純正のまま使用したほうがいいでしょう。

XL883Nのフロントウインカーをスモークレンズに変更する方法を解説しました!

今回購入したキジマの「ダークスモークウインカーレンズ」は、他のどのメーカーのレンズより黒々としており、交換するだけでかなり印象が変わります。

取り付けも非常に簡単なので、一度試してみることをお勧めします。