アジアを代表する島国日本の本州の南東に位置する「東京」。米国のニューヨークや英国のロンドンに並び称される世界都市です。
そんな東京の魅力といえば、常に進化を続ける大都市でありながら、歴史と文化が根付いていること。由緒ある寺院や史跡など魅力あるスポットが沢山あります。
今回はそんな中でも、東京の裏も表も知り尽くした生粋の東京人である私が好きな都内の夜景スポットをご紹介!
私が撮影した夜景の写真と共にお楽しみ下さい。
尚、この記事を執筆するにあたり、他サイトや本などは一切参考にしていません。
私が個人的に好きな夜景スポット情報のみシェアしますので、かなり地味な場所もあるかと思いますが、江戸っ子の生の声だと思って温かい目でご覧下さい。
なお兄にとっての夜景とは
私にとって夜景はただの風景ではない。物思いにふけったり気分転換をしたい時にはいつも目の前に夜景があった。東京というコンクリートジャングルで生まれ育った私のような東京人にとって、夜景はそれほど身近な存在なのである。
私は若い時から車やバイクに乗っていたので行動範囲が広く、関東甲信越の様々な所に行ったが、夜景が素晴らしいのはやはり断トツで東京だ。
ロサンゼルスのグリフィス天文台や、台北の101から望める夜景に負けないほど美しい夜景が東京には山ほどある。
ただし、今回私がシェアする夜景スポットは、スカイツリーや六本木ヒルズなどの利用料が発生する場所は含めないこととした。夜景は誰もが無料で楽しめるアートなのだから。
江東区「萬年橋」&中央区「清洲橋」
一時期江東区に住んでいたなお兄がよく夜散歩に訪れていたのが、森下寄りの小名木川。江東区民でないとあまり訪れることのない小名木川ですが、川沿いには遊歩道があり散歩に最適である。
個人的に好きな夜景は、隅田川と小名木が交わる付近にある萬年橋から見える日本橋中洲の風景。さらにこの萬年橋からリバーサイドを歩き、清洲橋へ向かえばダイワリバーゲート等のビル群の夜景も望める。
夜は解放されていないものの、近くにある芭蕉庵史跡展望庭園からの風景も乙である。
SHIBU NIWA
高層階から都心を見下ろしたい、しかも無料で…。というわがままに応えてくれるスポットが渋谷のド真ん中にある。2019年12月に開業した渋谷フクラスの大半を占める東急プラザ渋谷の17階にある「SHIBU NIWA(シブニワ)」がそれだ。
SHIBU NIWAは無料で誰もが利用できる屋上デッキで、オープン以降夜景マニア達の間で高評価を得ている激熱スポットである。
ここからは渋谷のスクランブル交差点を眼下に収めることが出来る他、新宿のビル群やスカイツリー等、東京の広い範囲を眺望できる。
東側正面に見える渋谷スクランブルスクエアの展望施設「SHIBUYA SKY」が入場料2千円であることを考えると、無料であるシブニワは非常にありがたい場所と言えよう。
また、このシブニワと同フロアにあるレストラン兼ナイトクラブであるセラヴィ東京には、スカイバーというルーフトップバーがあり、そこでは夜景を見ながら美味しいお酒が頂ける。
豊洲ぐるり公園
2017年の開園以降、口コミを中心にじわじわと人気が上昇している「豊洲ぐるり公園」。築地からの移転で一時期話題をさらった中央卸売市場の移転先である豊洲市場がある豊洲六丁目(東京湾上の埋立地)の周囲を、その名の通りぐるっと巡れる公園である。
そんな広大な豊洲ぐるり公園の中でも個人的に最も夜景が綺麗に見えると思う場所は、園の西端角にある階段だ。この階段からは対岸のレインボーブリッジやお台場の他、都心のビル群や東京タワーが望める。
ここには夜になると夜景見たさに多くのカップルが訪れる。
また、この階段から北に少し歩くと、真正面には晴海ふ頭が見える。晴海ふ頭はここ数年で劇的に変化しており、少し前までは何もなかったが現在はオリンピック選手村となる予定のマンション群が見える。
丸の内ハウス
江戸っ子のなお兄が愛してやまない新丸ビルの7階にある「丸の内ハウス」は、外国人からも大変人気がある東京のシンボルである東京駅丸の内駅舎が最もよく見える場所である。
複数の飲食店からなる丸の内ハウスは、店内の他に広いバルコニーがある。夜になるとそこからは丸の内駅舎やKITTE等、東京駅周辺の高貴な夜景が楽しめるのだ。店内でテイクアウトすればこのバルコニーで飲食することも可能だ。
中の島公園&相生橋
月島と越中島を結ぶ相生橋は、清澄通りの花形スポットとして江戸っ子達から人気がある。
相生橋の上からは、北の佃と南の豊洲に聳え立つタワーマンション群がバッチリ望める。
この橋の江東区側の下には、中の島公園というこじんまりとした公園があり、日中は釣り人が、夜は密かなデートスポットとして地域住民に利用されている。
個人的に好きなのが、中の島公園の北側から望む佃の「リバーシティ21」の夜景。このタワマン群を初めて見た時は、まだ東京にも今ほどタワマンが無かった時代なので驚いたのを覚えている。
KIRIKO TERRACE (キリコテラス)
個人的に東京で最も美しい外観の商業施設だと思っている「東急プラザ銀座」の最上階には、有楽町や銀座の街を眼下に望めるキリコテラスという屋上デッキがある。
21時まで解放されているこのスペースは、芝生とガーデンデッキからなる広めのグリーンサイドと、装飾用プールやソファがあるウォーターサイドで構成されている。
肝心の夜景は、東側を見れば数寄屋橋交差点やエルメス銀座店が、北と西を見ればルミネ有楽町やヒューリックスクエアなどの高層ビルが見える。
羽田空港 展望デッキ
日本の玄関口であり首都圏を代表する空港である羽田空港は、第1から第3までターミナルが分かれており、その3棟にそれぞれに展望デッキが用意されている。勿論入場料などは一切かからない。
私が特に好きなのが、夕暮れ時に第1ターミナルから見える夕日だ。第1ターミナルの展望デッキは西方向に向いていて夕日が良く見え、雲の無い日には遠くの富士山も眺望できる。
第2ターミナルの展望デッキは夜景の名所としても知られており、東京ゲートブリッジや葛西臨海公園の観覧車等、東京の名所を遠くから望むことができる。
浅草寺
夜景というと遠くから眺めるイメージだが、近くから見るのも実にいい。
言わずと知れた東京の名所であり日中は平日から多くの人が訪れる「浅草寺」は、実は夜訪れるのもおすすめの場所である。
日中の賑わいが嘘のように人通りが減る夜間には、本堂をはじめ五重塔や宝蔵門などがライトアップされとても美しい。夜の仲見世商店街を散歩するのも乙である。
ららぽーと豊洲
2006年に豊洲のランドマークとして誕生した「アーバンドック ららぽーと豊洲」。ZARAやロンハーマンカフェなど気の利いた店が出店している湾岸エリア住みの方の憩いの場である。
魅力的なのは何もショップだけではない。夜になると1階西側のシーサイドデッキから、ライトアップされたアーバンゲートブリッジという跳ね橋やその先の晴海のマンション群がまるで宝石箱のように美しく輝いて望める。
また、本館の4階と5階は駐車場となっていて、ここからは遠くのお台場やレインボーブリッジの夜景が良く見える。駐車場は24時間営業なので、深夜に夜景を見る為にここを訪れる人もいるそうだ。因みに駐車料金は最初の1時間は無料である。
渋谷PARCO
楽しく食事や買い物ができて、さらに夜景まで楽しめたら…。そんな願いをバッチリ叶えてくれるのが、2019年11月にリニューアルを完了させた渋谷パルコである。
渋谷パルコの10階にはルーフトップパークという屋上庭園があり、無料開放されている。渋谷のビル群の中にあることを考えると10階だと高くないように感じるが、パルコの所在地自体が、スペイン坂やオルガン坂の上端に位置している為眺望は頗る良好だ。
このフロアの南にある階段を上ると展望台があり、そこからはスクランブルスクエアやヒカリエが真正面に見える。
以上が、私が好きな東京の無料夜景スポットです
無料で利用できる行かなきゃ損な眺望スポットから、無名の橋まで、都内には夜景が綺麗に見える場所が沢山あります。
私もまだまだこれから都内の知られていない夜景スポットを探すつもりですので、見つけたら追記していきます。